ご飯ですよ!お兄さん!
美幸さん。今日も兄の膝の上で、ネットサーフィンに興じています。
ふと発見したのは、『冬に美味しい料理』のコラムでした。
美幸さん。その記事を食入るように見ると、全て読み終えた後に、兄を見つめて、無言の圧力をかけるのでした。
「⋯ほぅ?つまり、すき焼きを食べたいのだね?愛妹よ。」
「あれ?私、そんな顔してましたか?いえいえ、そうではなく、他の記事も拝見したいなぁーと、思っていただけでですよ?」
そういいながら、美幸は、ポチポチと、キーボードを叩く。
検索ワード「すき焼き 食べたい」
「美幸さん。心の声が、検索結果に出てるじゃないか」
「⋯えへ♡」
そうして、買い出しに出かけます。
はい!少し冷えて来たので、丁度いいでしょう。
俺は食材を購入後、漢の料理よろしく!で、食材をバッサ、バッサリと斬りつけ、鍋にドーン!
それがこちら⋯
「兄さん、女の子ですか?」
「は?なんで?」
隣で見ていた美幸が、訝しげな顔でコチラを見る。
「漢!というわりには、配置とか、こだわりぬいてますけど?」
「ワリーかよ。そういう、性格なんだ。」
俺は、美幸を連れて、居間へ。
カセットコンロに、ドーン!と乗っけて!
さぁ!兄と義妹二人、アツアツな
すき焼きパーリー!スタートです!
グツグツと、鍋が煮える様を、兄と義妹は見つめる。
「そうです、兄さん。これなんて、どうでしょう?」
「大魔王?日本酒かー!」
「こんなのもありますよ!」
「香露!いいチョイス、ほんのり甘めの日本酒ですか!いやー!乙ですな!」
「「カンパーイ!」」
(≧∇≦)/□☆□\( ơ ᴗ ơ )し
チビチビと、酒を二人で傾けながら、今日はホッコリ、少しぽかぽかな夜を過ごしました。
「ほ⋯。」
満足そうな美幸の顔を横目に見ながら、酒を干すと、じわりと胸が熱くなる。
あぁ⋯。良い夜だ⋯。
皆さんも、寒さに負けず、頑張って行きましょうね!
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