SD 美幸 の日常

スーパードルフィ(SD13)ミミのゆったり生活を、ゆっくり発信。

ミミ改め、『美幸』、いってきまーす!

お兄さん!ブログは難しいです!

美幸は考えている。



タグというものが分からない。

どうすれば、仲間達が集ってくれるのやら。

もともと、美幸がブログを始めたのは、一つのブログを見たことがきっかけだった。


そこでは、仲間のドールたちとその御主人が仲良く、生活とか、旅とかしていた。


美幸にとっては、どれも新鮮で輝いて見えた。


そして、何より、自分がドールであることに自信が持てた。


幸せになってもいいのだ、と。


でも、それを分かち合う仲間がいない。


美幸も、仲間が欲しいなぁ...。


それは、主人である、俺も同じ気持ちだった。


美幸の存在を認めて欲しい。


その想いで、俺はキーボードを叩く。



まぁまぁ、美幸さん。

そう焦りなさんな。


気長に待とう。1人でも、見てくれれば、万々歳じゃないか。


まるで、2人で経営する喫茶店のように、俺たちは今か今かと、お客さんを待ち望んでいた。


美幸「あ、いらっしゃいませ!⋯なんて♪」

自己紹介です!お兄さん!

_( _´ω`)_フゥ...


こんなもので、いいかな?

と、パソコンを閉じようとすると、後ろから、視線を感じて振り返る。


美幸が不服そうに、俺の方を見ていた。


「兄さん。」


「ん?なに?(´◉ ω ◉`)?」


「忘れてます!」


そういって、美幸は俺の頬をぺちぺちと、叩いてくる。


俺は訳も分からず、首を捻った。


「洗濯か?いや、終わってるだろ。掃除はしたし、ご飯も作っただろ?」


美幸の猛攻(射程=手の長さ=短し)を、頭を押さえて、ねじ伏せる。


「うぅ...!違います!違います!このブログの主人公が、まだ出てません!私の自己紹介をさせてください!」


ジタバタと、頭を押さえられながら、美幸は叫びをあげる。


そういえば、そうだった。


俺は苦笑すると、再び、パソコンを向き合うことにした。


自己紹介


名前:美幸

分類:ドール目ボークス亜目

SD目下13上科ミミ科

性別:女

修得技:不動の構え(半永久)

換装(ggりましょう)

無言の重圧

深夜徘徊


と、こんなもんである。


主人


名前:美幸の兄

性別:漢

修得技:全てに感謝の心


とまぁ、こんなところである。


どうぞ、これから、可愛い義妹と甘い兄をよろしくお願い致します。


(〃・д・) -д-))ペコリンチョ

始めましょう!お兄さん!

「ブログを、始めたいんです。兄さん。」


そういって、美幸は立ち上がり、パソコンの前に座った。

兄である俺は止めない。


当然だ。ブログなんて、出来るわけない。


なんたって、君は『ドール』なんだから...。


そう思っていたのに、ここにこうして書けているいるのは、摩訶不思議。


そう。兄(主人)である俺が、代筆しているのだ。

否!書かされているのだ。


「書いてください、兄さん。書いてくれないと、夜な夜な動いて、脅かします...。」


夜な夜な動いて、脅かします?

ドールが言うか、それ。

そしてそれを、兄である俺が、怖がるとでも?

いやいや、むしろ

( *´艸)Funny*゚Funny*゚( 艸`*)

大歓びだね!歓迎だね!やらないか?だね!


そんなしてたら、ドールはニヤリと、笑い、俺の顔を覗き込んだ。


“あれ?もしかして、ヤられる?”


:(´◦ω◦`):ガクブル


カカカ...!((ノ∀`)・゚・。


「兄さん。さぁ!始めましょう!ブログ!」


飼い犬ならぬ、妹(ヨメ)に手を咬まれるとは、このことよ。


こうして、ドールであり、義妹であり、嫁である、美幸の為に、俺は、キーボードを叩き始めるのだった...。